デリバリーヘルスの受付をしている「ちひろ」です。えっと、ネカマとかじゃなく、本当に女です(笑)
この仕事をしていると、普通の仕事ってか、まぁ一般の会社員をしていても滅多に、いや、きっと絶対に遭遇しないような困ったことに出会います。
これは先輩に聞いた事だし、もう5年ぐらい前の話らしいし、その女の子はもう、うちのお店には居ないので書いちゃいます。
きょうこちゃんという24歳の女の子。
彼女をいっつも指名してたお客様がいらしたんです。
ここだけの話、きょうこちゃんがお休みした日とかは、他の子も呼んでいたらしいんですけど、彼女が出勤したら、彼女一筋・・・
この「彼女一筋」がくせ者・・・。
もう想像つきますか?
そのお客様、きょうこちゃんに本気になって、よせばいいのに自分と別れたあとの彼女を尾行しちゃったんです。それで、待機所の前でストーカーのごとく、待っていたらしいんですね、彼女が出てくるのを。

それを、きょうこちゃんではなく、前に呼ばれたことのある別の子が発見。
事務所に報告。「お客さんが事務所の前に居ますよ~」と。
デリバリーヘルスの事務所や待機所は、お客様には場所をお教えしません。だから、女の子の面接のときも、最初は事務所を案内しない、という程度には周到に隠しているのです。
で、男性上司が怖い顔をして声をかけに行ったそうです。
「何か御用ですか?」って聞きに。
「は?」って言って立ち去りそうになったようですが、そんなことはもう先刻承知。でもここで許すワケには行きません。
絶対にしらばっくれられると思っていたので、そのお客様の携帯電話番号をメモって行ってたので電話したら、その「ストーカーのような男」の携帯が鳴った・・・と。
「●○様ですよね」
「はい・・・」
「ちょっと・・・」
と言って、まさか事務所に連れてくるわけにはいかないから、近くの某喫茶店にご一緒したそうです。

まぁそこでどんなお説教が行われたかまでは詳しく聞いていませんが、その男性上司は結構怖い顔(顔は怖いんですけど実はめちゃめちゃ良い人で、子煩悩)なので、そのお客様が平身低頭したことは想像できます。
そして、きょうこちゃんがいかに悪い女か(ここでは書けません)言い出して、しまいには泣き出したのだそうです。気の毒に・・・。
とはいえ、もちろん、そのお客様は、うちのお店は出禁(出入り禁止)。
ルールを守ってれば、もっときょうこちゃんと楽しい時間が持てただろうに・・・
お客様の言うことを真に受けるわけではないけれど、きょうこちゃんにも事実関係を確認した上で、違法なことや、お店のルールを破ったことはなさそうなので気をつけるように言い、しばらく誰かがつきそうようにして、通勤も、お店の車で送迎したんだそうです(売れっ子だったんです)。
疑似恋愛。
でも本当の恋愛と、疑似恋愛の間には大きな違いがあるのです。
とはいえ、ありそうな話なのに、こんな話は滅多に聞かないし、私が受付をしはじめてからは無いなぁ。
まぁ、ここまでしたら今や、警察沙汰になっちゃうかもですもんねぇ。




















